2024年麹アドバイザープログラムは、2年目のプログラムをカバー中です。
3月は、味噌玉麹から作る八丁風味噌!
コロナ禍から始まった「私の辞書にはなかった味噌作り」
赤味噌の文化で育っていないもので、手探り状態から始まりました。
あれから4年、赤味噌を食べる事にも慣れてきて、更には味噌玉麹から作る赤味噌の魅力も時間と共にじわり、じわりと実感できるようになってきました。
これ、あまりにも豆が固かったから、これから数日してやわらかくなってから、しっかり潰後しして重石乗せますよー。
スイス在住の認定講師仲間ロンちゃんの助けを借りて、人生初、自分の中では未知の世界だった赤味噌の講習会を開催し、その半年後にはこの味噌玉麹の会を開催しました。
この、味噌玉麹の会を開催するにあたり、当時インスタグラムで無料のたまり醤油キットを配布されていたSanJたかし社長に思い切って連絡したんです。たまり醤油は味噌玉から作られるし、お醤油さんだけど味噌玉麹について何か教えてもらえるかと思って。
何と二つ返事で快く受けてくださり、日本のサンジルシさんの技術者の方と繋いでくださいました。
今だにその時の録画をたまに見直して、勉強させていただいております。
オタクなお話を根掘り葉掘り(すみません。。)聞かせてもらう機会を頂き、本当にありがたかったです。
こうして私なりに考えた思いや考察を踏まえて、2022年の2月に初めての会を開催させて頂き、2023年の2月に2回目を開催しました。
私の会では味噌玉麹を作る時、何とびっくり!大豆100gという小単位で作っています。
この作り方、一度に大量に仕込む地元の皆さんの常識を覆す方法なので、受け入れられないかもしれませんが、私的にはとても画期的だと思っており。
というのも、味噌玉作るの、そんなに簡単じゃないんです。
いや、プロセスはそんなに難しいものじゃないんですけどね。
味噌玉麹はどうしても糸を引いてしまう可能性が。
糸を引いても家庭レベルでの使用ならとりあえず大丈夫ですが、やっぱり糸を引かない味噌玉を目指したい!
そのために100gなら管理もし易いしお手軽にできるし、そしてなによりも、
失敗しても心置きなく処分できる。
更には
何度も挑戦できる。
100gを3回挑戦してみ、300gになり、それだけのお味噌があれば一時は大丈夫。
もっと作りたかったら、100gで培った技術をアップグレードして、300g、500g、1キロと増やしていけば良いだけ。
通常2年3年かけて作る味噌玉麹からの八丁味噌作りで一度大量に作っていたら、作るチャンスが数年に1回しか回ってこない。しかも私のように九州人は、なんやかんやでやっぱりそんなに赤味噌を大量には使わないのです。だから仕込む量は小さい方がむしろ良い。
だから、このように小さく作って何度も経験を重ね、負担なく失敗しても罪悪感なく作る事により、ちょっとしたゲームのような感覚で毎年仕込めるんです。
Koji Flower Online Schoolでは、2年間に渡り繋がり、毎月何かしらの麹製品を作っていきます。味噌玉麹から作る赤味噌も、2年目以降ではみなさん手慣れた手つきでポンポン作っている事でしょう。やっぱり1回で上手くなるもんでもないしね。
2年前には訳分からず「?」な状態で受講した皆さんも、
今同じ内容を聞くと色んな事がすっと頭の中に入ってくるようになっているでしょう。
===
今年は元祖本元八丁味噌の二社が敗訴になったというニュースも飛び込んできました。
「現代版八丁味噌」についての私の見解、
「元祖八丁味噌二社」に対しての見解。
どちらも心からレスペクト!です。
文化を繋ぐために、
まずは自分が家庭で作れるようになる。
その先には、それを伝える人になる。
そんな人材を養成したいと思っている、麹アドバイザープログラムです。
#麹アドバイザー
#海外で麹を伝える仕事をする
#麹
#味噌玉麹
#八丁味噌